本を読んだり忘れたりすること

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エレベーターをもっと評価しよう

エネルギー効率が非常に高い環境調和型の研究棟は、最寄りの公共交通機関から二九〇キロ離れたロッキー山脈の高地にある。究極のエコシステムのように見えるかもしれないが、スタッフは車で通勤しなければならないし、施設はそれぞれ一キロ以上離れているので、研究棟を行き来するときでさえ、車を使わなければいけない。

 

とても環境にやさしいテクノロジーは、そこらじゅうにあるビルに組み込まれている。そう、ごくふつうのエレベーターだ。毎年何十億もの人を運ぶグリーン輸送システムなのに、ありふれた風景に埋没して見落とされている。

※クリーン輸送システム?

50いまの経済をつくったモノ 単行本 – 2018/9/1 ティム ハーフォード (著), 遠藤 真美 (翻訳)